娘が高校進学するときに、通学用の自転車を買い、車の後部座席に無理やりのせて持って帰って、家の前に置いて、車庫入れしている間になくなったのだが、なんと2年後に・・・

娘が高校進学するときに、通学用の自転車を買った。
近所のホームセンターで一番安かった銀色のママチャリ。
車の後部座席に無理やりのせて持って帰って、家の前に置いて、車庫入れしている間になくなった。
念のため数日待って、交番に届け出して、必要なものだから自転車はもう一台買った。
悔しかったけど、新品で逆に思い入れもなかったから、わりとすぐに忘れた。
時期が時期だけに同じような新品の自転車が目につくから、自分の精神衛生のために忘れたのもある。

娘が３年になったとき、盗まれてた自転車がみつかったとＫから連絡。
もういらなかったけど、必要な手続きがあると言われたので引き取りに行った。
自転車はわりときれいに使われていて、地域一の進学校のステッカーと男の子が好きそうなバンド？のステッカーが貼ってあった。
Ｋは犯人のことは教えてくれなかったけど、ご近所ネットワークで多方面から話が入ってきた。
以下、そのまとめ。

乗っていたのは同じ町内で娘と同学年の男の子（確かにその進学校に行ってる）。
家の近くで友達と二人乗りしていたところでＫに注意され、ついでに防犯登録を調べられたらビンゴ。
しかし、その男の子が「絶対に盗んでない、入学前に親が買ってきた」とＫ相手に主張。
友達は半泣きで「そんな奴じゃない」と弁護。
応援も駆けつけて何人ものＫに取り囲まれながら一歩も引かずに
「疑うなら学校に連絡しろ、１年の時からずっと通学自転車登録してステッカーも貼ってる、親でもなんでも連絡しろ」
と、生徒手帳も携帯もＫに差し出して大立ち回り。
近所の人が「確かにその子は高校に入った年からその自転車に乗ってた」「そんな子じゃない」と助け船を出したが
結局Ｋに連れて行かれた。

盗品なのは確実だけど証拠不十分だか何かで男の子は帰されたらしい。
けど、今度はその子の父親が激怒、Ｋに夫婦で苦情を言いに行った結果
母親の方が悪びれもせずに「近所に落ちていた自転車を私が持ってきたから息子は盗んでない」とＫの前で言ったらしい。
窃盗だと理解していなかったらしく、Ｋから帰ってきたあと
近所に「Ｋが横暴」「落ちていたものを拾っただけで泥棒扱いされた」という趣旨の話を自分で広めてたそうだ。
元々そんなに付き合いのある家族じゃなかったからその後の詳細は知らない。
男の子は県外の大学に行ったところまでは聞いた。
小学校の頃の印象ではハキハキした感じのいい子だったし、なんだか後味悪かったよ。